SoftEther VPN Serverのアップデート

VPS(CentOS7)にインストールしているSoftEther VPN Serverの最新バージョンにアップデートする要領です。

インストールした際の過去記事「CentOS7のVPNサーバで安全にインターネット(サーバ編)」も参照してください。

◆更新情報

バージョン 4.32 ⇒ 4.38

細部の更新情報は、「SoftEther VPN プロジェクト」ページの「バージョン更新履歴」を参照してください。

◆バージョン確認

・最新バージョンの確認

SoftEther ダウンロード センターにアクセスし、必要項目を選択して最新バージョンを確認します。

プルダウンメニューをそれぞれ選択するとダウンロード可能ファイルが表示されるので、最新ビルドを確認して、リンクを右クリックメニューから「リンクのアドレスをコピー」します。

・インストール済みバージョンの確認
-インストールディレクトリの確認

1行目:「vpnserver」サービスのステータス確認
7,8行目:「/usr/local/vpnserver」と確認

-SoftEther VPN サーバー管理マネージャによる確認

「SoftEther VPN サーバー管理マネージャ」を起動して、VPNサーバに接続して確認します。

「SoftEther VPN Server に関する情報」ボタンをクリックします。

「接続先 VPN Server バージョン情報」が表示されるので、項目から「バージョン情報」および「ビルド情報」が確認できます。

-コマンドによる確認

1行目:「vpncmd」コマンドのヘルプからバージョン情報を表示

◆ダウンロード

SoftEther ダウンロード センターで最新バージョンを確認した際にコピーしたリンクのアドレスからダウンロードします。
または、そのままWindowsでダウンロードして、WinSCPなどでアップロードします。

◆展開

1行目:アーカイブファイルを展開
2行目:展開したディレクトリへ移動
3行目:「make」コマンドでコンパイルの実行
4行目:一つ上のディレクトリへ移動
5行目:ダウンロードしたアーカイブファイルの削除

「make」コマンド実行時、新規インストールした際にはライセンス契約確認などが求められましたが、既にインストールしているからか、今回は求められませんでした。

◆バックアップ

不具合等の発生に備えてリネームしてバックアップします。

◆移動

コンパイルされた「vpnserver」ディレクトリを「/usr/local/」ディレクトリ配下に移動します。

◆パーミッションの変更

1行目:「vpnserver」ディレクトリ配下すべてのパーミッションを「600」に変更
2行目:「vpncmd」および「vpnserver」のパーミッションを「700」に再変更

◆設定ファイル

設定ファイルについては、「diff」コマンドで比べると数値が変更されてはいるが、新規インストール時に変更した内容については引き継がれているのか特に必要はなかったので、そのまま使用します。
もし、引き継がれていない場合は、修正するかバックアップした設定ファイルをコピーする必要があります。

1行目:「diff」コマンドによる設定ファイルの比較

◆サービス再起動

「vpnserver」サービスを再起動

◆インストールバージョンの確認

-SoftEther VPN サーバー管理マネージャによる確認
-コマンドによる確認

いずれかの方法でインストールしたバージョンに更新されているか確認します。

必要がなければ、バックアップしたディレクトリも削除していいと思います。

コンパイルしたファイルをディレクトリごと入れ替える要領となるのでそれほど難しい作業ではありませんでした。

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