Nagiosのアップデート

統合監視システムのNagios(4.3.4)をインストールして使用してはいたものの、アップデートせずに放置していたので最新版(4.4.6)にアップデートしました。

◆Nagios最新版のダウンロードとインストール

1行目:最新版を確認してダウンロード
2行目:展開
3行目:展開したディレクトリへ移動
4行目:日本語化パッチ(最新版)のダウンロード
5行目:パッチの適用
6行目:インストール
7行目:展開先ディレクトリから抜ける
8行目:ダウンロード及び展開ディレクトリの削除

◆Nagiosプラグインのダウンロードとインストール

1行目:Nagiosプラグイン(最新版)のダウンロード
2行目:展開
3行目:展開したディレクトリへ移動
4行目:インストール
5行目:展開先ディレクトリから抜ける
6行目:ダウンロード及び展開ディレクトリの削除

◆Nagiosの設定

最新バージョンをインストールすると各nagios配下のディレクトリにある「.cfg」ファイルが自動でバックアップ「.cfg~」でリネームされていました。
旧バージョンで設定した「.cfg」ファイルの変更箇所を同様に変更する必要があります。

1行目:「nagios.cfg」の編集
7行目:51行目の行頭の「#」を削除(コメント解除)して、サーバ監視設定の有効化
9行目:812行目の値を「0」から「1」に変更して、パフォーマンスデータ取得を有効化
11・12行目:824・825行目をコメント解除して、ホストパフォーマンスデータ・サービスパフォーマンスデータ取得コマンドを有効化
14行目~:最終行へ追加

1行目:「contacts.cfg」の編集
13行目:32行目のemailに管理者用メールアドレスを指定

1行目:「localhost.cfg」の編集
12行目:「1」に変更し、SSHの状態変化時の通知を有効化
24行目:「1」に変更し、HTTPの状態変化時の通知を有効化

1行目:「commands.cfg」の編集
6・12行目:「| /usr/bin/nkf -j」メール本文文字化け対処のため、nkfコマンドの追加

◆監視サービス設定追加

1行目:続けて「command.cfg」の編集
3~13行目:コメントアウト
15行目~:最下行に必要な監視サービスを追加

1行目:「localhost.cfg」の編集
3~8行目:「check_mem」プラグインに包含されるためコメントアウト
10行目~:最下行に必要な監視サービスを追加

1行目:「templates.cfg」の編集
25行目:Nagios画面からPNP画面へのリンク表示(ホスト)の追加
62行目:Nagios画面からPNP画面へのリンク表示(サービス)の追加

◆設定反映

Nagiosサービスを再起動して、設定を反映する。
ブラウザでNagios監視画面にアクセスし確認する。
併せて、性能統計グラフが表示されることを確認する。

◆不要ファイルの削除

リネームされた各設定ファイルを削除

必ず「~(チルダ)」を付けるのを忘れないでください。
不安であれば、それぞれのディレクトリへ移動し、一つ一つコピペして削除するといいと思います。

これで、アップデートした際の要領がまとまったので迷わなくなりそうです…

参考サイト:
統合監視システム構築(Nagios)
性能統計グラフ追加(Nagios+PNP4Nagios)

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